ヤングガンガンで連載中のSTAR DRIVERコミック版。TV放送のスピードに比してゆっくりめの進行で、この先(TV終わったら)どうするつもりなのだろうかと勝手にハラハラしつつも1巻が発売されたのでとりあえず読んでみた。まあ、TV放送終わっても漫画連載続いている作品も多いし気にするところでもないか。
本編とは関係ないけれど、目次のページが素晴らしかった。表紙を開いて1ページ目で主役トリオの青春のヒトコマを見せつつ、その裏にある目次ページで綺羅星十字団の面々が正装・総出で「綺羅星!」していると言う。青春の裏にある非日常(あるいは非日常の中での青春)を扱っている本作らしいと言えばらしい演出…とかもっともな事を言うと思ったら大間違いである。単純に笑った。これは酷い。褒め言葉として。
以下ちょっとだけネタばれと言うかテレビ版との差分感想。
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・基本的な物語としては、オリジナルのTV版と共通…なのかな。ちょいちょい違うところがある感じはするのだけど。アプリポワゼする前にスガタが王の柱を使うってのは無かった気がする。とりあえず1巻はマダムの家でバイトしてタカシと試合うところまで。
・しかしこのタカシとの試合、よくよく見ているとタクトもタカシも得物の持ち手がコマが切り替わるごとに逆になってるな。これは斬なら問答無用でディスられているレベル。テニプリなら、まあ、しょうがないよね的に扱われるレベル。
・改めて見てみると日常パートは恋愛ものの王道な、クールキャラとやんちゃキャラの間で揺れるヒロイン的要素も入っているのだな。それってテンプレ通りだと、ヒロインは最初のうち憧れからクールキャラに惹かれているけれど、やんちゃキャラの人柄にふれていくうちに段々と…な展開になるのだけど本作はどうなるのか。というか今のテレビ放送分はどうなっているのか(最近放送話を見ていない
・掲載誌の影響を受けてか、若干女性キャラのサービスシーンは大目な印象。がしかしこの作品におけるサービスシーンは果たして女性キャラが担うべき所なのか。タクトとスガタが担う所ではないのか。掛け算で表記するとどちらが先かで戦争がおこるのでここでは触れない。
・サカナちゃん歌う→電気柩の発進シークエンス→ゼロ時間に、という一連の流れはどうしてもTV版に軍配が上がってしまうかな。あれは映像で見てこそのものだと思う。個人的な感覚として、歌には日常から非日常、または非日常から日常へとスイッチする力があると思っているので、巫女の歌が青春活劇/日常をロボットもの/非日常へと切り替える流れはとても好き。タウバーンの出現シーンとか、はいはいバンクバンクなどと思いつつも、巫女の歌がバックに流れているだけで毎回鳥肌がたって悔しい思いをしていたりする。ちなみに敵方の出撃シークエンスは、今の全員銀河美少年☆な流れよりは、泥臭く電気柩で発進する流れの方が好き。かっこいいじゃないか。メカメカしくて。
・それにしても、いきなりゼロ時間が始まる環境も心臓に悪いなぁ。いつ呼び出されるとも知れないので、おちおちトイレに籠ることも出来ないじゃないか。ズボンを下ろした状態でゼロ時間に呼び出されたらイッツァ・ピーンチどころの騒ぎではない。これはもう、銀河美少年ともあろう者はアイドル的にうんちしないスキルを持っていないと務まらないのではなかろうか的な見方もしてしまう。イッツァ・ミラクル。
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