今期のノイタミナ枠。疎遠になっていた幼馴染がとある出来事をきっかけに集まってむにゃむにゃ、といったありがち・だがそれがいい!なお話と、高校時代の夏の終わりと言う儚さを感じさせる時期設定に惹かれて視聴。…しようと思ったのだけど、しょっぱなから録画を忘れたので第1話をフジテレビオンデマンドでWeb視聴してから第2話を録画視聴。いやはや、うっかりさんにも親切な世の中になったものである。
エンディングテーマがZONEの「secret base~君がくれたもの~」を出演声優陣でカバーしたものってのが、良いなあ。10年後の再開を想起させるフレーズがある曲を、リリース10年後にカバーしているというので既にぞわぞわしているのだけど、物語自体も幼馴染同士が疎遠になってから数年後の8月に始まっている、と言うのが描写から汲み取れると言う徹底ぶり。曲を聴くだけでリフレインする僕自身の記憶もあってか、しばらく鳥肌が止まらなかった。
以下、ちょっとだけネタばれ感想。
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・ヒロイン・めんまが既に死んでいる/主人公のじんたんだけに見える幻想少女だと言う、開始数分で明らかになるとんでもないネタばれがあって、少し固まってしまった。かなりの異常事態なのだけど、その割にじんたんリアクション少ないわぁ、みたいなツッコミで復帰した。不可思議現象一切なしの現代劇だと思っていたのだけど、少し不思議ワールドなお話だったのか、これ。
・失ってしまったもの(めんま)/変わってしまったもの(幼馴染との関係性や自分自身)に打ちのめされてくすぶっている主人公の目の前に、失ってしまったはずのものが変わらずに現れる(かつての幼馴染関係を維持した幻想めんま)、と言う展開は面白い。めんまの存在に、変わってしまった自分や幼馴染にも変わらないものがあると言うことに気づかされる、なるストーリーラインにはにやにやしてしまう。
・時間が過ぎてしまえば色々なものが変わってしまうけれど、それでも変わらないものはあるよね?とか、失くしてしまったとしても取り戻せるものはあるよね?とゆーメッセージを今のところの作中是として感じるのだけど、そうなると、幼馴染連中のなかでは(めんまは別格として)、ぽっぽが結構重要な役どころなんだろうなぁ。逆にゆきあつとつるこはちょっと今のところネガティブキャンペーン中、と。
・と言うかさり気にゆきあつがやばい。1話ラストではそれほど気にしてなかったけど、2話でめんまの名前を呼びながら顔をうずめていた白いものが、めんまのワンピースに見えるのだけど。ゆきあつがめんまラブなのは1話の回想シーンとOPでばればれなのだけど、そっち方面に進化してるのか、こいつ。
・幼馴染が親密に過ごしていた時期は、劇中の現在からみて何年前のことなのかな。のけモン(=ポケモン)金が出ていた時期、と考えると現実世界と照らし合わせて10年前?そう考えるとエンディングテーマに使用しているsecret baseの「10年後の8月」というフレーズにもぴったりはまって綺麗なのだけど。「ですよ。」って芸人さんはいつ頃から露出していたかなあ。と言うか、「ポケモン」は版権上「のけモン」に名称改編されているのに、「ですよ。」さんはそのままなのか。いや、もしかすると「。」が抜けて「ですよ」さんに改編されているのかも知れないし、「ですよ、」さんになっているのかも知れないし「ですよ☆」さんになっているのかも知れないし、「DEATHよ。」さんになっているのかも知れない。ああ、うん。実はどうでもいいと思っているんだ、そこは。
・幼馴染の6人にそれぞれあだ名が設定されている本作。安城鳴子のあだ名には正直吹いた。「あ」んじょう「なる」こで、「あなる」て。女子高生に対するあだ名として、あなるは酷い。いや、男子高校生相手のあだ名でもいやだけどさ。とゆーか声優さんにあなるあなる連呼させたものを電波に乗せるとか、どんな羞恥プレイだ。
・じんたんの文字入りTシャツが地味に欲しい。どこで買ってくるんだあんなもの。それとも父親がシルクで自作していたりするんだろうか。2話であなるの家に遊びにいった時は割と普通のTシャツ着てるなぁ、と思っていたのにラストカットで「くま殺し」とバックプリントされているのがででんと出てきたのには正直吹き出してしまった。
・そういえば、故人の願いをかなえるために幼馴染が集まって結構悲惨な目に会うホラー映画があったような。あれはなんて作品だったかな。
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