「いくぞ、
ルークフィリップ!」
ひゅわー
どひゅーん
どひゅーん
『サイクロン!』『ジョーカァーッ!』
でーれれれーれれれ
でっでっでっ
そんなこんなで、マスターグレードフィギュアライズの仮面ライダーW サイクロンジョーカーの素組みレビューをば。
◆全体 フィギュアの命・マスクのつくりが精巧で、文句なしに格好良い。うまく作って写真に撮れば撮影用のマスクだと言っても信じてもらえるんじゃなかろうか、的なレベル。プロポーションも良好で、近年のバンダイの恐ろしさがこの商品にもきちんと出てきている感じである。成型色はお店でサンプルを見かけた時はちょっと安っぽい感じで心配だったのだけど、実際に作ってみた今はスミ入れして引き締めてあげれば塗装なしでも結構イケるんじゃなかろうか、と思っている。
ちょっと残念だったのは(仕方ないのかもだけど)、パーツの合わせ目とゲート跡が目立つところかなぁ。特にサイクロンサイドはメタリックな色味が映えるデザインなので、ゲート跡の白化したところが目立つ目立つ。きちんと合わせ目処理して自分で塗装してあげるといいんだろうけど、関節の蛇腹状の部品にも結構目立つ合わせ目があって、合わせ目消しの工作は結構念入りにやらないと駄目そうな感じがひしひし。
後、とにかくでかい。どのくらいでかいかと言うと
このぐらいでかい。正直、作ったは良いけれど置く場所をどうしようか悩んでいる。
◆可動 ぐりぐり動く。結構ムチャなポージングをしても、ベルトの後ろを軸にキットを支えるディスプレイが付属しているのでそのまま飾れる。その状態で飾って長時間放置した場合にポリキャップがヘタれないかどうかは実験していないので、まだ分からないけれど。
あと、個人的に一番アホだ(褒め言葉)と思ったのは、上腕の可動。腕を曲げて力こぶの出来るプラモとか、初めて作ったよ、僕。
◆ドライバーとか ダブルドライバーは冒頭で遊んでいたように、可動・メモリの挿入ギミックを再現。メモリはドライバーからはずしてマキシマムスロットにも挿せるわ、さらには組み立て後も簡単に本体から取り外しできるわで色々と遊びがいのあるアイテムに。この辺はビックモデルならではかなぁ。個人的にプラモのベストサイズはガンプラの1/144だと思っているのだけど、あのサイズでダブルドライバー作ったらこうは行かないな。いや、でもこれドライバーにメモリを挿したときの摩擦が思いのほか無くて、いつかこれ無くしちゃうんじゃなかろうかと若干ひやひやしていたりもするのだけど。
◆改造の話とか いや、する気は特に無いのだけど。
ダブルと言ったらハーフチェンジ!と言うことで、後々発売されるヒートメタル、ルナトリガーと組み合わせることは出来るのか?(体を真っ二つに割って、ヒートジョーカーとか作れるのか?)と気にしながら作っていたのだけど、ミキシングビルドなら簡単に出来そう。作り終わってからの換装も、スナップフィットを殺さなければ一応出来はするのではないかと。両手足ならともかく、体の中心線は分解して組みなおす必要がある&けっこう点数が多いので、そうそう簡単に出来るとも思えないけれど。
後、映画を見た後はやりたくなるよね、と言うことでダブルドライバーをロストドライバーに改造してみたら部品を減らすだけで難なく出来てしまったと言う。手足のアンクルはもうひとつキットを買ってくるか部品請求すれば問題なさそうなんで、胸部のジョーカーラング(と言う名前らしい、紫の部分)をいかにして簡単に作るか、というところと足裏のゴムパーツをどうやって黒く染めるか、と言う2点をクリアすればこのキットをジョーカーに改造するのは割りと簡単かも。いや、胸部パーツはともかく、ゴムの塗装とか、絶望的なものを感じるんだけど。ゴムって樹脂系染料使えたっけ?
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