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お姉ちゃん、仁太くん達があなたのために色々頑張ってくれてるみたいよ?
――――――ふざけてるわね
・めんまママ怖いよ。
・いやでもこのめんまママの感情は、ゆきあつ→じんたんへ向けている不快感の延長にあるものか。娘を失って本当に辛いのは私なのに、友人を亡くした程度のお前らが何を外野でわちゃわちゃとやっているのか、と言う悲しみの等級化的な感情と言うか。タイミング的には偶然なんだろうけれど、(あと、不快に思われる方も居るだろうけれど、)これはどうしても今般の震災を連想してしまう描写。描写と言うか、この番組そのものが、と言う話もあるけれど。
・めんまを亡くしてしまったことでそれまでの日常を失ったじんたん達が、幻想めんまの出現という非日常を契機に日常を取り戻す、そんな物語なのかな。これは。自分の死に囚われて先に進めなくなっている友人や家族に、前へ進んで欲しい。止まった時計の針を進めてほしい。それこそがめんまの「お願い」なのだとしたら、「他人優先のめんまが何故自分の願いのために化けて出たのか」と言う疑問に対してもそれなりに納得のいく答えとなりそう。
・その類の「お願い」だったなら、「引きこもりの宿海」から「かっけーじんたん」へと戻ってきている(あなるの、「宿海」→「じんたん」への呼び方の変化にはやはりニヤニヤしてしまう)、生きる活力を取り戻しつつあるじんたんが見えてきた時点で、少しずつそれは叶っているのか。まさかの「これまでの冒険が何ものにも代えがたい宝物」的なお願い。
・じんたんに「自分のことも考えろ」とどやされそうな「お願い」だけど、幻想めんまとして彼の前に現れたことで、「でも私のことも忘れないでね」というめんま自身のためのお願いにもなっているのかのう。いや、まあ、それはそれで友人のためでもあるのだろうけれど。BSフジで時間差視聴をしている
相羽さんの言を借りれば、「起こってしまった悲しいことはなかったことにはできない」。悲しいこと、辛い事は忘れるのではなく乗り越えていかなければならない、みたいな。
・めんまママはどうなるのかな。救われるべき対象として、彼女もじんたんの尽力でめんまの事を乗り越えて彼女の居ない日常に戻れるのかな。世界はそんなに正論ばかりが通るものではない、と言うやりきれなさ成分の補給要因として取り残されてしまいそうな気もする。
・身近な誰かの死を乗り越える、と言う行為を通過しているじんたんパパは実はキーマンだったのだろうか。年甲斐もなく目がきらきらしたかわいいおっさんぐらいの認識しかなかったよ。
・さり気に毎晩(?)自室で、花の髪飾りをつけているつるこさんが可愛い。これ、全体公開される前は同じ時間帯にゆきあつは白いワンピースを着てたのだろうか。ワンピース姿で髪飾りをつけたつるこさんをお茶に誘ったりしていたのだろうか。
・じんたんの服装(学校行ってないのに制服姿)をいじるあなるにかぶせるように、「無いな」と発言してお前が言うな的な反応をじんたんから頂くなど、今週のゆきあつも安定しておられた。いや、「無いな」は花火の作り方に対する台詞だってのはわかってるけど。
・ところで、あなるはじんたんの制服姿を見て即ツッコミを入れていたけれど、普段のTシャツ姿に関してはノーカンなの?明らかに普段の方がすごい服装してるんだけど。「かっけーんすよ、じんたんは。変なTシャツ着ているじんたんはかっけーんすよ」みたいな感じで受け入れてるの?
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