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めんまは声もなく、ただ、ぽろぽろと泣いていた。・「あの日」から時が止まってしまった原因のひとつは、きちんと告白することも失恋することも出来なかったことだとばかりに、繰り返される「あの日」にぞわぞわ来てしまった。「あの日」はじんたんに「ブス」だと言われてもへへぇと笑うだけだっためんまが、今日の「好きだ」発言にぽろぽろと泣きだすとかね。もうね。何なのこの青春様御一行。もう君ら誰と誰とがくっつく事なく散り散りになって、「あの日」の10年後だかこの日の10年後だかの8月にふとあんな事もあったなとほろ苦い感情と共に当時を思い出す大人になってしまうがいいさ。
・先週のラストシーン、答えはめんまが透けてきている、だったのか。透けてたかなぁ。PCで見ていると暗いシーンはほとんど画がつぶれてしまってよく見えないので、もう一回見ても分らなかった。めんまの幻想が薄れていっている要因は、①めんまの幻想を維持している不思議パワーが切れかかっている②めんまのお願いが叶いかけている③めんまが生まれ変わる前兆、とかがざっと思い浮かぶのだけど、どれもしっくり来ない。④最終回が近い、が正解かも知れない。
・めんまを送るための花火打ち上げ。めんまとの別れを素直に喜べないじんたん、めんまに向いている想い人の気持ちを自分へ振り向かせるためにめんまを送り出そうとするあなるとつるこ、自分を選んでくれないのならそんなめんまは成仏してしまえ(違)とばかりに無駄に爽やかに協力的なゆきあつ、とそれぞれの心情は様々。しかし恋愛模様になるとぽっぽは見事に蚊帳の外だなぁ。「あの日」以来ぽっぽの抱いている後悔は「見ているだけで関われなかった」事、みたいな話が出ているけれど、今も普通に関われていない。ぽっぽの作中ポジションは、良くも悪くも変わっていないキャラクター、だったのだろうか。
・しかしここまで盛り上げておいて、花火の出来がしょbゲフン、めんまの成仏はなしなのか。まあ、まだじんたんの気持ちの決着がついていないからなぁ。あと何話ぐらい続くのか分らないけれど、どうやってまとめるつもりなのかのう。
・花火打ち上げ前日の決起集会で余興とか無いのかと発言したゆきあつは言いだしっぺの責任を持って自前の芸を披露すべきだと思うよ。女装とか。女装とか。女装とか。「あの日をもう一度」と言いだしたゆきあつに、あの日=女装癖発覚日と認識して「え?女装するの?」と切り返してくれる誰かが欲しかった。
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