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・案山子なる超常的な存在同士のドンパチが話の軸にありながら、主人公の匡平がその力を扱う事がない、と言うよりその資格を失っている状態で物語が進んでいくのが個人的にツボなポイント。物語開始時点から主人公がロートルの親父ポジション。しかも力を失うきっかけとなったのが、過去の挫折にあると言う。過去から逃げるために上京してきた人間がその過去に追いつかれて云々と言うお話もさり気にツボ。本当にお約束には弱い性格だな、僕は。
・大学生でありながらも既に親父キャラポジションの匡平には是非とも親父復活劇を期待したい所なのだけど、失った力を取り戻して、はい、めでたしとはならなさそうな臭いがぷんぷん。人死にから始まる物騒な事件の渦中にありながらも、力が無いために抗えない、理不尽を払えない主人公。ならば力さえあれば/戻れば何か出来るのか?と問われると、力があった頃もけしてそんな事は無かった(村のしがらみと言う理不尽を払えなかった)過去があるので。
・力、有体に言えば案山子戦に干渉出来る何か、の獲得/奪還だけでは復活劇としては弱いので、精神面の強化/成長も必要なんだろうな。想いだけでも、力だけでも駄目なのです、みたいな。そうか、匡平は最終的にフリーダムになるのか。
・OPの不完全燃焼は匡平の歌なのかなぁ。「このセッションは最初から僕に主導権なんてなくて」というフレーズが当事者なのに部外者な匡平のポジションに合う合う。
・武内崇さんもおっしゃられていたけれど、日々乃さんのアレが何ともけしからん状態に。いや、これ個人的には若干引くレベルのアレなんだけど。と言うかこけし状の物体に下から突き上げられる女子大生とか、一話目にしていきなり何てセクシャルな暗喩を仕掛けてくるのだろうか、この番組は。ええ、深読みしすぎですね。分ります。
・びっくりするぐらい詩緒の事をスル―してしまった。取り敢えず、ココアをごくごく飲んでる姿が可愛かった。
・OPに出てきた勾司朗さんに若干の違和感。
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