◆In Your Memory 複数の人格を飲み込んで昏睡したかなでを看病している最中に、直井に再生された以上の記憶が音無に戻るお話。列車事故に巻き込まれて死亡→その後この世界で覚醒、という流れではなくて、その間もあったのか。
妹の死を通して、誰かに「ありがとう」と言って貰う、と言う生きる目的を見つけた途端にその命を失った、と言う無念を抱えていた音無が実は生前に目的を果たしていたと。「誰か」と言う匿名の存在ではなく、少なくとも同時に事故にあった人々からは感謝されて逝った人生だったのだと判明。ある意味記憶を取り戻すだけで成仏フラグ成立なのだけど、そこは主人公(サブキャラだったらここで退場だろうなぁ)。この世界で出会った他の面子にも同じ想いを、と、元の人格で目覚めたかなでと共同戦線を張る展開に。
音無は相当驚いていたけれど、かなでの口から出たこの世界のギミックやら彼女自身のスタンスやらは想像通りだったなー。矛盾を感じていたクラスSSSのスタンスも、音無が補正していく形になるのか。順当といえば順当。
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生前のエピソードが挿入された人物は他にも居るけれど、明確に死の瞬間が描写されたのは音無がはじめてかなぁ。実はこの世界での死者は音無だけ、とかいう展開になったらどうしよう。
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「記憶さえあれば命あるもの以外は何でも生み出せる」と、記憶が重要視される「誰も病まないし誰も死なない」死者の世界において、主人公の持つ記憶が不要とされる「医学」に関することだ、と言うのは何かしらの仕込みに思える。
◆Goodbye Days「俺がしてやんよ!俺が結婚してやんよ。これが…俺の本気だ」 クラスSSSの面々を気持ちよく成仏させよう作戦その1としての、ユイ成仏回。
とかく日向が男前すぎた。(現実世界では寝たきりの)私と結婚してくれますか?と、試すような言葉と視線を音無に投げるユイに、真っ向勝負でこの宣言をする日向がずるいぐらいに格好いい。違う、ここで返事をしていいのは音無じゃなくて日向だ、と視聴者(少なくとも、僕)が思ったタイミングで割って入る日向がどこかで出のタイミングを計っていたんじゃなかろうかと勘ぐってしまいつつも格好いい。「余命1ヶ月の花嫁」のCMが入っている中でこのシナリオは本当にずるい。日向、ホモっぽい行動ばかりしてたけど!ホモじゃなかった!
日向、ユイを成仏させるタイミングではもう音無の目的を看破しているように見てとれたのだけど(幕間で音無がしゃべった?)、これ、音無とかなでの共同戦線に日向も加わる展開になるのかなぁ。1クールアニメだとして、残り話数的にも、次回予告直前の展開的にも、順当な成仏作戦手伝いだけではすまないだろうけど。
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次回予告直前に挿入された、「影」の存在、予告で流れた言葉から察するに、「死」という概念を持たないこの世界におけるルールブレイカー、強制的に死者を消滅させる存在のように思えるなぁ。無念を晴らして思い残す事無く成仏するか、影に消されて無念と共に文字通り消え去るか、消滅という理不尽と戦いこの世界での生存を勝ち取り続けるか、という選択肢でこの先にひと盛り上がりがありそう。
とか何とか言っておいて、「影」の正体が山篭りから帰還してパワーアップした松下五段だった!とかしょうもない展開だったらどうしよう。
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それにしても、クラスSSSの面子で成仏したのが岩沢さんにユイと続いたら、ガルデモのボーカルに就いた人間は消える、とか言う流言が飛び交いそうだ。
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