死者から記憶やら感情やらを剥奪してNPCとして半永久的に世界に縫いつけるという「影」の能力がメガネマッチョを犠牲として公開されたのだけど、これは、消滅を回避してこの世界でいつまでも存在し続けるというクラスSSSの面々が持っている目的の一部を極端に実行した結果に見えるなぁ。
そんな影の能力を目の当たりにしたメンバーに、そんなことは嫌だと拒否反応を出させる事で、これまでの自分たちの行動がちょっとそれ作中是的にどうだったの?と疑問符を投げかけた感じ。
ちょっとした矛盾をはらんでいたクラスSSSのスタンスがこの事件と音無の「自分の人生の意味」を手に入れる事こそがこの世界での重要事なのだという主張によって変化していったとか、そんな感じのエピソード。
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今後の身の振り方を各員自身の判断に委ねて黒幕を探し始めるゆりだけど、これ、見ていた当時は高松が黒幕だと割と本気で思っていた。僕。
いや、ほら、ミステリとかだと最初の犠牲者が真犯人とか、よくある話じゃない。その場合、松下五段は最初の内は犯人だと思われているけれど、第2か第3の被害者(その実、被害にあった順から言うと一番目)として、探偵役の前にもの言わぬ体で現れるミスリード要員。
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