◆本編絡み語り 「死んでも死なない」設定の強化演出か、通常ならば物語のクライマックスに挿入されるべき、目的地にたどり着くまでに仲間が一人減りふたり減り…な展開を
第2話にして挿入。いや、これ本当にいろんな意味で大丈夫なんだろうか。いろいろなモノに怯えていたら伝えたい事/語りたい事は表に出せない、というのは分かるけれど、昨今の情勢もアレなんで少し心配。
でも、嫌味たらしく「次はお前の番だぜ…」と華麗に死亡フラグを立てた御仁がCM明けに見事にフラグを回収しているシーンは、人道的な意味で笑っていいのかどうなのか判断に迷ったけれどついつい笑ってしまった。
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ここまでしつこく「死なない」設定を冒頭で描写しているって事が、物語の中盤か終盤でその前提が覆る前準備にも見えるなぁ。今回はパロディだったけれど、クライマックスにはガチで仲間がひとり減りふたり減りで音無とゆりだけが残される展開とかになるのかも。
「死」という概念は無いし日常に併合しなければ(今のところ)「消える」という「死」を迎える事も無い、という状況ではあるけれど。今回、ヒロイン・ゆりの行動原理が過去のトラウマによる「理不尽に対する怒り」である事が明かされた辺りや「記憶さえあれば何でも作りだせる」という演出から「記憶」がとても大事なファクターと印象付けられているので、仲間たちがひとりまたひとりと「記憶」を失っていくと言う「死」を迎えていって...という展開はあるかも知れない。
そういった展開になると、記憶喪失という状態の、記憶がパラメータとなる世界での最弱ポジションにいる主人公・音無が何かしらドラマを生むかも知らん。
◆その他細々・1話を見て音楽の演奏は非日常性の象徴で、非日常を推進するゆり達クラスSSS側に与えられた属性だと思っていたのだけど、今回から入ったOPでは日常を強いる側の天使が延々とピアノを演奏しているという。読みを改めるべきかそれとも別の解釈を付け加えるべきか。
・音無がゆりの体をわしづかみにするという、うれしはずかしトラップ回避の後の「服を乾かしたい」発言に若干テンションがあがったものの、続くサービスシーンは無し。ぐぬぅ(えー
・ゆりのトラウマ回想に出てきた弟(?)がなんとなく音無に似ていると思ってしまった。いや、音無がギャルゲ的なベタ・フォーマットに即したデザインだからってのもあるんだけど。
・この世界では死んだ年齢がそのまま存在に適用されるのかなぁ。だとしたら死者が全て高校生というのが謎設定になってしまうのだけど。いや、そーゆー世代で命を落とした人たちを集めた霊的コミューンなのかも知れないけれど。
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