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2024-11-24-Sun 17:58:58 │EDIT
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映画 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 感想

2007-09-02-Sun 22:36:07 │EDIT
 封切初日で見てきましたよ。


 新宿のミラノ1で見てきたのだけど、すごかった。あんなに客席たくさんある映画館も久しぶりに見たし、その席があれよあれよと埋まってしまって立ち見の客まで出てきてしまう状況も久しぶりに見た。そして、上映終了後に誰からとも無く拍手を始めて、それがあっと言う間に大喝采に変わるって状況は多分はじめて見た。

 本当は初日に見に行くつもりは無かったし、下手したら劇場に見に行くかどうかも怪しかったのだけど、無理してでも見に行ってよかったわー。つーか、もう、熱すぎるぜヤシマ作戦が。

 続きは、ネタバレ感想にて。
◆ヤシマ作戦が熱すぎる
 大幅にTV版からテコ入れされたヤシマ作戦が熱すぎで、もうコレだけでも劇場に足運んだ分のおつりくるんじゃないの?みたいな感じでしたよ。

 個人的には、第一射のあとのラミエルの反撃で先の戦闘での恐怖が甦って身が竦むシンジを支えたのが、人類を救うとかいった崇高な使命なんかじゃなくて、シンジを信じると言ってくれたミサトの言葉と、トウジとケンスケの励ましで、それでも震える第二射の照準をレイのために合わせるって流れが最も熱かった。


 最初は傷ついたレイのためにエヴァに乗りはしたけど、その行為を最も認めて欲しかった相手(=ゲンドウ)に認めてもらえず、ミサトから貰った一般論に近い評価はトウジに殴られたことで消え去り、あっという間にシンジは自分が何でエヴァに乗っているのか分からなくなったわけですよ。

 ただ他人の意見に流されるままにトレーニングを受けて、虚構の銃を握って無機質にトリガーを絞っていたわけですよ。

 そんなシンジがクライマックスに、死の恐怖におびえながらもミサトやトウジ、ケンスケの為に(ポジトロンライフルを取りにいく段でトウジ達のメッセージのリフレイン、あったよね?)敵を討つための銃を掴みとり、身を挺して自分を守ってくれているレイのために引き金を引くわけですよ。

 顔の分からない誰かの為にとか、誰かがやれって言ったからから…と流されてエヴァに乗っていたシンジが、目の前に居る大事な人のために自分の意思で動き出すわけですよ。もうこれに燃えずして何に燃える。


◆そしてカヲル
 最後の最後でエヴァ界の誇るホモキターーーー!(笑

 死海文書の外典とか、並行世界の存在をにおわせた独白だとか、今作の核臭いことを含んだ新劇場版オリジナルのシーンがラストに。色々とTV版と設定が違う(使徒の番号とか、総数とか)所は並行世界扱いなのかー。ヱヴァンゲリヲン新劇場版はこれより、必ず起こる惨劇(サードインパクト)を回避するためにカヲルくんが運命と戦う物語になりますあうあう。


 もしくは、

 一度サードインパクトで世界滅びる
 →サードインパクト=ジャイアントインパクト(=ファーストインパクト)となり、前の歴史は黒歴史扱い
 →再度地球復興。
 →セカンドインパクト、勃発
 →ヱヴァのストーリーへ

 みたいな、廻る世界、時が未来へ進むと誰が決めたぁんだぁあぁぁん(エコー)て扱いかな。何らかの作用でそれこそパラレルワールド的に事が進んでいるだけで、とか。

 どちらにせよ、別の世界を知覚できる存在(カヲルくんとか)が居て、彼らが前の世界(別の世界を知覚できる存在的時系列による前)の情報を書き連ねたのが死海文書って説も出せるっちゃ出せるかと。大昔に書かれた文書のはずなのに、余りにも多くのことがコレに書かれている通りにおきるものだから預言書として扱われているけど、その実本当は誰かの日記でした、みたいな。

 前の世界で起きた事を書いているのに、前の世界とはちょっと違う部分(使徒の総数とか)がきちんと今回の世界の仕様にフィットしてるあたり、この説にはパラドクスがあるけれど。


◆いや、まさか本当に来るとは思ってもいなかったんだ
 エンドクレジットの後に次回予告ですよ。テレビ版のノリで色々とアレな内容をつらつらと語って最後に「サービスゥ(はぁと)」、ですよ。日記に冗談で書いたのにホントに来るとは思っても居なかった(笑)。でも、素直にうれしい。感動した。ノリのわかってらっしゃるスタッフに、「ありがとう」。

 次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破は一気にエヴァ3号機のあたりまで進むっぽいですな。と言うか下手したら原作個人的クライマックスの「男の戦い」まで?コレは…今回ラストでシンジの救いになった仲間の存在がもう2作目にして崩壊ですよ。容赦ねぇな!

 そういえば、消滅する4号機と暴走する3号機はまぁ置いておくとして、新劇場版オリジナルの5号機+パイロットの存在が次回予告で流れてましたね。なんという映画オリジナル展開。これはwktkがとまらねぇぜ!


◆その他
・シンジの孤独アイテム、カセットテープのまま固定で笑った。いまや時代はメモリオーディオだってのに。
・使徒もエヴァもちょっと生体的な奇声をあげすぎじゃありませんか。きぃぃぃ。
・使徒の殲滅時の演出、死骸が残るとかそんな生易しいもんじゃなくて、コア破裂→本体も破裂→血の雨→戦闘後は血の海に
・↑迷惑なw
・海の色とかLCLの色とか使徒の散り際とか、色々と血を連想するカラーになってるなぁ。
・駄目!ミサトさんは最初からUCC缶コーヒー飲んじゃだめ!大人の事情は分かるけど、あれは加持さんの死が彼女に与えた影響として入った演出なんだから。
・戦闘演習用のダミー機体がキモい。あれじゃ中途半端に甦った巨神兵だ。
・エントリープラグの前方方向(エヴァの深部)に潜り込むとシンクロテストの結果が出しづらい、みたいな描写がTV版のどこかにあった気がしたのだけど、今回その辺り、「エヴァ側に引き込まれる」みたいな表現になってましたね。シンクロ400%の際はもう最前部にインテリアが持っていかれる感じになるんだろうか。
・ラミエルのデザインと言うかまあ色々としたところがリファインされまくってて驚いた。
・エンドクレジット、スペシャルサンクスに東京電力が入っていてふいた。ヤシマ作戦への協力感謝します(作画的な意味で
・次回予告のラストで新劇場版第2弾のタイトルが発表された瞬間の周りのリアクションが面白かった。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破」って言った瞬間に
  _, ._
(;゚ Д゚)< ハ?
ってなってる人が大勢居てふいた。1作目が序だから、みんなきっと2とかそれに準じたタイトルがつくものだと思っていたにちがいない。

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企業戦士 時々 狩人
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出来るかな的衝動に身を任せること
自己紹介:
モンハン3のためだけにWiiを購入した、閃光玉の投擲と太刀に命を懸ける狩人。強敵相手には大体無茶して3死する。

マイナス要素もたいていの事は笑い飛ばして過ごすのがマイジャスティス!だけど最近の激務っぷりはそれで済まされるレベルでは無かったらしい。

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