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・4話の裏話、唯たちが修学旅行に行っている間の2年生トリオのお留守番回。前回が修学旅行と唯たちの高校生活をかけたお話なら、今回は唯たちが卒業した後、避けようも無くあずにゃんに降りかかってくる時間を意識させるようなお話。見ている最中、仲の良い先輩が卒業した後の学校生活を思い出してやたらと切なくなったなぁ。
・新入部員が入らなかった頃から、「唯たちが卒業したら梓がひとりになってしまう」と言う話は出ていたけれど、修学旅行という学年限定のイベントを使ってそうなった未来を先取りしたような感じ。唯たち上級生組が高校卒業後も一緒の道(例えば同じ大学とか)に進む決心をしたら、それはそれでひとり残されたあずにゃんがとても寂しいことになるよね、的な。
・そんな感じで沈んでいたあずにゃんの心情を分かり易い雨演出で表現しつつ、その気持ちを晴らしたのが下級生組で行ったセッションだったという。これだけだと、今現在楽しい時間を過ごしている仲間達とたとえ将来バラバラになるとしても、それぞれの場所でまた新しい仲間・楽しい時間は作り出せる、みたいな演出にも見えて先週の演出を読み違えた?と思えるのだけど。
・けれどあながち間違った読みじゃないよなぁとも思えるのが、最後の最後に出てきた、5人がそろって初めて意味を持つアイテム。バラバラだと何のことか分からないけれど、5つ集まると意味を成す、け・い・お・ん・ぶのキーホルダーが。これは所属(大学・高校・etc)がバラけ、それぞれがそれぞれの生活を送るようになって高校の頃のように放課後のひと時を共有することは出来なくなっても、それでもこの5人がそろえばバンド活動は続けられる、このひと時の延長はできるぜ!ってことなんだろうか。
・「先輩」や「お姉ちゃん」が不在が故の「後輩」ではないあずにゃんや「妹」ではない憂が見所でもあった。後、けっこう前から出ていたけれど、純ちゃんのキャラがここまで描かれたのも初?なにやら律と同じ匂いがする娘だ、これ。
・TV画面の前で手のストレッチを一緒にやったのは僕だけじゃないはずだ!
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