・樋口さんの弟子になる回。明らかにハズレくじなのだけど、おかしいな、人間関係が今までで一番充実しているように見える。たとえそれが運命の黒い糸で結ばれた人間とエンドレス・モラトリアムな自称仙人でも。
・自虐的代理代理戦争は、2話で「私」が作ったいたずら合戦の映画に相当しているのだろうけど…コックローチ爆弾とか洒落になっていないものを家屋に投げ込む戦いをただの「いたずら」と言っていいものか。そんな苛烈な戦いを繰り広げておきながら最後の戦いがじゃんけんとか。あんだけ重々しいエフェクトつけておきながらじゃんけんとか。
・幻の亀の子束子を買う軍資金となった1000円札の束は、四畳半世界に閉じ込められた「私」が様々な世界の「私」の四畳半を周る過程で、室内に落ちていた1000円をひたすらかき集めたものだったと思うのだけど、これ、出自から考えると大丈夫なんだろうか。番号とか、全部同じになっていたりしないんだろうか。ブラックジャックの宇宙人を手術する回を、ふと思い出した。
・順当に値上がりを続ける老婆の占い。そしてどんどんと尺が削られているという。何と言うコストパフォーマンスの悪さ。最終回間際には登場後開口一番に「はい、一万円」とか言われそうだ。
・老婆の言うところの契機である、もちぐまん。今までの世界では明石さんとの仲がそれなりに良好であっても「私」の自宅に招待するほどの仲でもない、との距離感だったから渡しそびれているのにもまだ納得いっていたのだけど、この世界では普通に渡してしまっていても良かったんじゃなかろうか。普通に樋口さんの弟子として、明石さんも下鴨幽水荘に出入りしているわけだし。
・と言うか「私」の妄想の中のデレ明石さんが全然違う人みたいだ!
PR