えーと、本当に久しぶりすぎて、以前までの話を自分ですら忘れかけなんですが。うん、確か、今回は初めての社内説明会に関するお話。
「ものづくり」。特に、製品として世に出た場合、表に出ることの無い部分を作ることが一番自分の興味のもてることだなぁ、と思い、年末あたりからそっち系統の企業にアプローチを開始。大きく分けて、ソフトウェア面の強い企業と、ハードウェア面の強い企業とに。
で、まずはそのソフト系企業の社内説明会に出席。規模の小さな会社だったので、最初から本社内での説明会との事で多少緊張して行ったのですが…無駄でした。何だ、この自由奔放な会社は、みたいな感じで思いっきり肩透かし。
たかが就活生相手の目線で自社をアピールする社長、その社長の説明に駄目だしする若手社員、
さらにそれに駄目だしする内定者、と上下関係?何それ、みたいな雰囲気(当然いい意味で)に空いた口のふさがらない参加者一同。こう、自由な社風(校風)がうんちゃらとか語る所は山ほどあっても、実際は多少堅いところがあったりするじゃないですか。もう、そんなのもなし。かといって馴れ合いをしているわけではなくて、皆それぞれに我はあって、熱い語りも持ち合わせているという素敵っぷり。
説明会の参加者同士も会社側の雰囲気に推されてか、和気藹々とした感じに。普通、選考会が終わるまではお互い限られた椅子をめぐって蹴落とし合うライバルになっちゃうので、あまりそんなことも無いんですがね。蹴落とすだなんだとギスギスした雰囲気の嫌いな僕としてはかなりリラックスして会社の説明を聞けてかなりハッピーな感じに。会社側としても、その雰囲気はねらったものらしく、また、こういった人間関係で仕事をしているのがわが社の魅力、みたいなPRまで出てきたりして、ああ、この会社、いいなぁ、と思ったりしたわけですよ。
個々の能力がいくら高くても、それだけではいいものは出来ない。人間関係が真にうまくいってはじめて、いいものをつくれる会社になれる。当たり前のことだけど、就職活動をする上で欠けていた視点でした。
で、説明会の最後。一日のまとめとして、参加者全員から一言ずつ会社側へ今日の感想を述べていくと言う段になったのですが、この会社への志望度が上がりました、とか、もうこの会社一筋で就職活動します、とか熱い意見を言う人が多数。僕自身もこの会社に対してはかなり好感を抱いたので、お世辞でもなんでもなく、いい説明会でした、とか、この会社に入りたくなりましたみたいな事を言ったのですが…言った瞬間、何かひっかかるものが。
この違和感を放置していたせいで後々とんでもない鬱期間に突入することになったのですが…それはまた、別の機会に。
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