心の整理のつかないまま、割り切れないまま挑んだ最初の入社試験。受けた会社は懇親会に参加したあの会社。結果から言えば、もうさんざんな事になりました。
自分はこの会社になぜ入りたいのか。この会社に何を求めているのか。入ったら何をしたいのか、或いは何が出来るのか。大体の入社試験で聞かれること。まあ、問いがテンプレなもんで、これに対する答えも大体テンプレになっちゃうんですが、そこに一つまみの個性と溢れんばかりのその会社への情熱を加えて『自分』を見せるのがこの手の試験。
だと言うのに、「本当にここが自分の求めている会社なのだろうか」とか「本当に自分はここで役に立てるのだろうか」だとかマイナスの思考のループに入ったまま試験を受けていた僕には答えに注げる情熱が足りず。相手もプロなものでその点を見透かされてしまう始末。
また、この会社の人はそう言った駄目なところをきちんと指摘してくれるもので、試験中なのに更にどん底に落ちていく僕。このきちんとした意見の応酬が出来るところがこの会社のいいところではあるのですが、いかんせん、鬱状態に陥ってる人間(少なくとも僕)にとっては逆効果です。
もうね、言いましたよ。正直、まだ他の毛色の違う企業との間で迷っていること。そんな状態でこの会社に入りたいなんて言うのは何か違う気がすること。それは会社に対して逆に失礼なんじゃないかと。
100%なんて有り得ない。だから、今自分がぶつけられるだけのパーセンテージをぶつけてくれと人事の人には言われましたが、それでも。何と言うのかな。相手が僕に期待している(自分がそう感じる)パーセンテージが、自分が相手に返せるそれを上回っていると言うか。会社側の学生に向ける熱意が、僕の感じられるそれがすご過ぎて、中途半端な今の自分じゃそれに応えきれなくて。それが怖かったのかも知れないです。今思えば。
そんなこんなで最初の試験は惨敗。当然結果も…と思っていたのですが、何と次の選考に進めることに。聞いたところでは僕のポテンシャルに期待した人事の人が居たらしく通過になっただとか。
…その期待が今の僕には重いんだけどなぁ、とか、そこまで期待されるほど僕は立派な人間ではないんだけど、とか思ったりで幕を閉じた最初の試験。ここでセットされた鬱モードはしばらく続き、結果として僕の就職活動の進路を少し変えることになったわけですが…それはまたの機会に。
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