決断が遅くなるほどにテーブルの上にチップが積み重なっていき、勝負に必要とする対価が多くなり。そして決断が遅くなるほどに、テーブルは重みに耐えられずにくず折れてしまう。
テーブルの上に置かれたチップを失うことを恐れて、勝負をしないことは果たして楽なことなのだろうか。とても重くて冷たい何かを抱えて、いつか潰れてしまうだけなのに。
例え一度全て失ってしまったとしても、もう一度同じだけのものを積み重ねることを選ぶべきなのではないだろうか。いつまでも残る痛みを抱えるくらいなら。
最近、そんなことを富に思うわけで。それでも、僕にとっては今テーブルの上にあるチップがとても暖かくて、とても愛しくて。どうしてもそれを失う危険を孕むベットなんか出来っこなくて。そして、気がついたらもうテーブルは声にならない悲鳴を上げていて。
もういい加減、決着をつけなければいけないことがあるんだと、感じているわけで。
そんな、今日も賭けることの無いチップを積み重ねてしまった道化の独白。
ここのところ、ありえん程メンタル下がってます。今日になってかなり駄目押しされた感じ。
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