今週のジャンプは今井さんのロージーへのラブフラグが一番の見所でしたが、ツンなムヒョの言葉の端からデレ分を感じ取って胸きゅんしているロージーは今井さんに立ったフラグを
圧し折る気満々です。というか今のムヒョロジの流れが痴情のもつれにしか見えない僕は何かが腐ってますか。何かって言うか心が。
◆
ツンデレというものが職業として成り立つものかという疑問が唐突に浮かぶ。すでに極東の地であるわが国の
さらにごく一部では職業として成り立っているわけだけれど、ここはもっと大きく。こう、飛行機とかに乗っているときにフライトアテンダントのお姉さんに
「お客様の中にツンデレの方は居られますか」とか聞かれちゃうくらいのメジャーかつ緊急時に役立ちかつ専門職的な職業足りえるか、みたいな感じで。
そんな事態というか時代になったら「はい私はツンデレですが」等と手を挙げたらそのツンデレの方は羨望と尊敬の眼差しを向けられて「まぁ素敵、あの方ツンデレなんですって」とか「進んで人助けに名乗るなんて、立派な方ね」とか「きっと困った人を放っておけないのよ」などと影でこしょこしょ囁かれる羽目になるはずである。そしてきっと彼女は「○○のお客様が急な発作でツンデレを求めておりまして…」とのフライトアテンダントなお姉さんの報告の影に聞こえるそんな囁きを前にしてこう言うはずなのだ。
「し、仕事だから仕方なくやってるだけなんだから!勘違いしないでよね!フン!」見事にツンデレである。
◆
そもそもツンデレ業が緊急に必要とされるタイミングとは何か。やはり発作的な何かだろうか。そもそも人は発作的にツンデレを欲するものなのだろうか。ああ、仮想現実依存がMAXな状態なら在り得るかも知れない。仮想現実が現実に食い込みすぎた反動で、
女の子に属性の着いていない現実ではうまく呼吸できない病みたいなのが蔓延すればがっつり活躍の場はあるかも知れない。女の子に属性(中略)病の発作を起こした患者の前にそれぞれ求める属性の女の子が出張っていってケアをするのである。
そうなると専門業として成り立つのはツンデレのみではなくて、職業・妹系やら職業・めがね委員長やら職業・ヤンデレやら古今東西の属性が対象となるかも知れない。
◆
だがしかし、ツンデレが職業として成り立つ世界があったとして。ほとんどの職業がそうであるようにツンデレを天職とする人間とただの生活のための手段とする人間とがいるはずである。後者に属する少女がもし居たとする。彼女はおそらく、仮想世界の侵食から人を守る一方で、うまく馴染めないツンデレという(彼女的価値観からすれば)仮想の性格に自分自身も侵食されていく日々を送るだろう。正にミイラ取りがミイラである。
そんな少女に救いをもたらすのはなんだろう。現実か。仮想か。現実が救いであるというのなら自身の否定であり、かと言え仮想に救いを求めたのでは最悪第二第三の自分を生み出す恐れがある。悩む少女の前にやがて救いはある少年の形をとって訪れる。近未来系ツンデレ・ミーツ・ボーイ・ラブコメディ「つんどく~ツンデレ・ドクター」(仮)近日公開!
…みたいな話を誰か書いてくれないかなぁ等と
妄想しながら仕事をしていたら気がついたときには9時過ぎだった。仕事は終わっていなかった。全ノウライトさんが泣いた。
PR