◆ちょっとだけ比較FGエクシアとツーショットその2
FGキット=廉価版・プラモ初心者向け
HGキット=
ハードげ豪華版・プラモ中級者向け
みたいな住み分けになってるらしい00のプラモ・ラインナップ。確かにHG、結構パーツの切り出しがしづらい部分があって初心者というか低年齢層にはこれきっついだろうなぁ、とか思うキットだったのだけど、その苦労に見合って、素の状態での出来の差はご覧の通り。700円でここまでクオリティ変わるのかー。並べるとFGが何か食玩みたい。これでも昔(GとかWとかXとかの時代)のキットと同じ値段で売ってるプラモなんだけどなぁ・・・
◆GNドライブとか 機体各部の半球状パーツ(2話の起動シーケンスでかっちょよく光っていた部分)を全てクリアパーツで再現とか、気合の入れようがスゴかった。の、だけど、ここの部分が個人的には初心者泣かせの部分だと思う。
設計上、ランナーのあとを綺麗に処理しないと部品がハマらないのだけど、円形の小さなパーツなもんで、非常に作業がしづらい。というかちょっと力の入れ方間違ったら指切る。間違いなくニッパだけじゃ処理できないんでデザインナイフ等の別の工具も必要になってお財布的にもきびしいかも。いやさ、かっこいいんだけどさ。
ちなみに。気合入れすぎてクリアパーツの外周を削りすぎると今度はクリアパーツが固定できなくなってぽろっと落ちる現象が起こります。と言うか、
ガチに起きた、それ。 まぁ、削りすぎてやせちゃった部分を他の何かで充当してやればいいだろうって事で付属のシールの使わない部分を適当に切ってクリアパーツの外周に巻いてハメなおしてみたらなんとかなったのだけど。ここで安直に接着剤とか使っちゃうとパーツが曇るからなぁ。
◆上腕のアレ↓
ぐんにょりと曲がります。ちょっと笑った。このパーツってそんな解釈なんだ?みたいな。確かに本編でもかなりぐんにょり曲がってるけどさ。
面白いんだけど、きちんと塗装して仕上げたい派の人にとってはこーゆー特殊素材が出てくるたんびに頭が痛くなるんだよね。これ、このままだと他の部分と質感の差がでて浮いちゃうんだけど、どうやって処理しよう、みたいな。
◆足の可動範囲 HGは
更に曲がります。
HGよりもお高いキットには既に採用されてたりする膝の2重関節ですが、HG00シリーズにも装備されるのか!・・・HG・SEEDシリーズの後期ラインアップにこれ、採用されてましたっけ?(買ってないからわからない
これ、素敵にアグレッシブなポージングが出来るようになるのだけど、メインの間接部(上の方)よりもサブの間接部(下の方)の方が摩擦が低いのか何も考えずに足を曲げると、サブの方が先に曲がっちゃったりします。
◆まとめられてないまとめ HGエクシアはスタイルもよくて素組み状態での色再現度も高くて、がっちょんがっちょん動いて、とかなりの良キット。かなりお勧めです。今のうちに買って組んでおいて、同スケールのイナクトが発売されたらあのかませ犬っぷりを躍動感あふれる感じで再現すればいいじゃない、みたいな感じでお勧めです。どんな感じだ。
今回のレビューでは普通にかませ犬的存在だったFGも初心者向けってコンセプトで見ればいい出来かと。ランナーからもぎ取って組み立てられるって設計、HGの切り取りづらさを体感してからだと素敵過ぎる。まぁあれはあれで考えてむしらないと大変なことになるのだけど。
後、FGのパッケージ裏に「君は何分で組み立てられるか!」とか書いてある辺りはこれ挑発だよね90秒で組み立てろってことだよね。90秒の意味がわかる方は多分僕と同世代です。
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