・親娘が取り戻した涙と笑顔と絆の回。
・朋也と汐の絆が戻る後半は、涙でディスプレイがまともに見えなかったんだぜ。
・朋也の父親宣言の後に泣き出す汐のシーンでまず涙。初めての父からのプレゼントを失くしてしまった悲しさ、やっと父が自分のもとに帰ってきてくれた嬉しさ、そして5年分の寂しさ。全てがない交ぜになった汐の泣き顔に僕もぼろぼろと泣く。
・次いで、渚との思い出を汐に語りだした朋也が不意に言葉に詰まって泣き出すシーンで僕も号泣。渚との出会いを「間違った事」と切り捨てていた5年間では流せなかった涙。渚との出会いを肯定して、汐の父親になって、初めて流せた涙。そして朋也の脳裏に蘇る、「色」を伴う渚との思い出。ここで泣かずに何処で泣けと。
・渚との色(=実感)を伴う思い出を取り戻した、って演出が一番ぐっと来たなぁ。前々回の感想で「色」取り戻し展開で泣くかもとか書いたけど、本気で泣いてしまった。
・朋也の脳裏にフラッシュバックした色付きの思い出に、楽しかったことだけじゃなくて辛かったことや一番忘れたい渚の死に際までもが含まれていたのがさらに良かったなぁ。
・泣いて泣いてばかりの後半だったけど、ラストは満面の笑みを浮かべる汐で締め。泣き顔同様、汐の笑顔もこれまでセーブされてきてたから破壊力高し。と言うか文句無しに可愛い。
・汐のおもちゃに朋也が選んだロボットが幻想世界の「ぼく」と似た意匠なんだよね。これは原作読んだ時には気づけなかったけど【原作ネタバレ】
幻想世界の「少女」(=汐)が「ぼく」(=朋也)のためにガラクタから組み上げた体が、失くしてしまったけど思い出として変わらず心に残っていた、初めて買ってもらったおもちゃの形だった【原作ネタバレ】ってことだよね。
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