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・汐誕生。そして渚亡くなるの回。
・クリスマス、渚の誕生日での家族の団欒。そして正月の友人同士の団欒はこれから訪れる悲劇を色濃くするための描写とわかっていたのだけど。なので、そんな餌に釣られるものかとガードを高くあげていたのだけど。
着物姿のことみが可愛すぎてついついそんな餌に釣られ…クマー!な状態に陥りガードを下げてしまったのでラストで見事にボディブロー喰らいました。
・渚が亡くなったとき、朋也の目の前に広がった心象風景、リプレイされた渚との出会いに涙。
・渚と出会い無彩色だった世界に色を得た、桜の咲いた坂の下。そこで「出会わなければよかったんだ」と当時の選択を否定した朋也の世界から再び失われる色彩・・・って演出に泣きながら震える。
・次回予告の間もずっと色彩のない風景がたんたんと描写されてるだけだったのだけど、その中で唯一、最後の1カットに出てきた壊れたおもちゃだけが色を持ってるんだよね。原作読んだからこそ解るぐっと来るポイント。本当にCLANNADは原作大事にされてるなぁ。
・多分、本当の意味でのその演出はおもちゃのカットからまだちょっと先になると思うんだけど、再び朋也が世界に色を取り戻すシーンとかは涙で画面見えなくなるかも知れない。
・サブタイトルの「白い闇」。少し前に公開されていた洋画「ブラインドネス」の原作タイトルがこれと同じだったかな。CLANNADとは全く毛色が違うのだけど、あの話(とは言っても原作知らないからあくまで映画の内容だけど)、全世界の人間が失明するという未曾有の事態が発生した事で、「目に見えるモノが全て」という今までの価値観が崩れてしまい「これまで大事にしてきたものが変わってしまった」世界が舞台なんですよね。そんな世界の中で作中是として描写されたのが【ネタバレ】
家族愛、隣人愛という人が人を愛する感情。人と人を繋げる、形は無いし目にも見えないもの。大事なものが全て変わってしまったとしても、その根底にあった、何があっても変わらない、本当に大事なものを捨てなかった人たちが幸せになれた【ネタバレ】というもので、その辺はCLANNADのテーマとちょっと重なるなぁ、とか思ったり。
・OPテーマの歌詞に「君だけが過ぎ去った坂の途中」ってフレーズがあるけれど、これは朋也卒業から渚卒業までは朋也が居なくなってもひとり坂の上の学校へと通い続ける渚のための歌で、渚が亡くなってからは人生という名の坂をひとり去ってしまった渚を偲ぶ朋也のための歌なんだよなー。今回のエピソード終わってから歌詞をじっくり聴いてみるとそれだけで泣けてくる罠。
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