今週のサンデー。「けいおん!」人気にあやかってか「神のみぞ知るセカイ」でガールズバンドの話が復活していて、あ、あざとい(笑)とか思って読んでいたら本気で作中に「けいおん!」らしきものの影が現れた件。深夜のアニメでやっていた「けいおん部」のお話て。それまんま「けいおん!」じゃん、みたいな。
いいのかそれ。アリなのかそれ。芳文社×小学館的にアリなのか、それ。
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でも何だかんだで「神のみぞ知るセカイ」、今週スタートの新シリーズは結構ワクワクする展開。
未読な方のためにさっくりと作品の概要を説明すると、とある使命を与えられた主人公・桂馬(男子高校生)がそれを果たすため、持ち前の
ギャルゲースキルで心に隙間を抱えた女の子(主に女子高生)達を救っていくという、有り体に言えばギャルゲーから飛び出してきたような、そしてある意味では恋愛オムニバス作品(古いけど、ボーイズビーとかサラダデイズみたいな)を
男子キャラ固定でやっているような話が「神のみぞ知るセカイ」というお話。
これまたとある事情から桂馬に心を救われた女の子達はそのことを忘れてしまうため、以後桂馬の「セカイ」に深く絡んでくる事が無かったのが(一部例外はあるけれど)これまでのお約束だったのですが、今シリーズではそのお約束を解除。過去桂馬が救ってきた少女たちが集まって、再び桂馬の「セカイ」に関わってくるという展開に。
記憶は消えてしまって、その間に紡がれた関係性も消えてしまったけれど、それでも変わったモノはあるし残っているモノもある、みたいなサブストーリーが単行本にちょこちょこと入っていて、そこにえらくきゅんと来ていた僕的に、その筋がメインストーリーにやってきたこの展開は熱い。燃える。萌えるではなくて燃える。以前そのお約束が解禁されたときに感じたような、所謂オヤジ復活劇的燃えの予兆を感じる。いや、
相手女子高生なのにオヤジて。
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そう言えば桂馬が作中で愛用しているPFPなるPSPのようなゲーム機があるのですが、PSPとは違うよ!と意思表示している部分、メモリへのゲームソフト書き込み、スライドして現れる操作面、ゲーム開発キットの安価公開等々が細かい違いはあれど大まかに見てしまえばPSPの亜種、PSP Goと地味に仕様かぶりしていてちょっと笑ってしまった。PSP Goの方を。
PSP Go、操作しづらそうとか既に持っているPSP用ソフトはどうするんだとか中古販売業界との関係悪くなりそうだなあとか色々思うところはあるのだけど、ちょっとだけ欲しいんだぜ。
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